卵巣嚢腫の手術
現代医療における卵巣嚢腫の手術には、大きく分けて腫瘍などの病巣だけを取り除く場合と、卵巣そのものを摘出するものがあります。卵巣そのものを全摘出してしまっても、もう片方が残っていれば妊娠にもホルモン分泌にも影響はありません。大事な機能は簡単に失われないように、私たちの体はうまくできているのです(^^)
本当なら、手術しなくても良くなりたいのがすべての女性の本音だと思うのですが・・・。
ここではお腹に小さな穴を数ヶ所あけて行う「腹腔鏡手術(ふくくうきょうしゅじゅつ」と、お腹を切る「開腹手術」の2種類の手術をそれぞれ詳しく見ていきましょう。
腹腔鏡手術
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<どんな手術?>
全身麻酔をして、お腹に直径5〜10ミリの小さな穴を3、4ヶ所あけて、そこから腹腔鏡や器具を挿入します。腹腔鏡に映し出されたお腹の中の様子を、モニター画面で見ながら手術が行われます。良性の、小さな嚢腫のみを摘出する手術です。卵巣・腫瘍の状態や癒着(ゆちゃく)の程度などによって、途中から開腹手術に変わることもあります。
<メリット>
お腹を切らずに(開腹せずに)手術ができるので、傷が小さくてすみますし、入院期間も数日〜1週間程度ですみます。画面に映し出された体の様子はビデオに録画されるので、手術後それを見ながら詳しい説明を受けることができます。これは安心ですね(^^)
<デメリット>
視野が狭くて見える場所が限られているため、卵巣以外の他の臓器にまで転移していたり、出血が多いなど、対応が難しいことがあります。そうなると途中から開腹手術に切り替わることもあります。
開腹手術
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<どんな手術?>
下半身麻酔か全身麻酔によって、下腹部を10センチほど切って行う手術です。陰毛の生え際の少し下を横に切る「横切開」と、おへその真下から切る「縦切開」とがあります。
<メリット>
開腹をすると、卵巣以外の他の臓器に問題がないかどうかや、周辺の状況などを目で見て確認しながら手術ができるため、卵巣以外に転移して病巣が広がっていたり、癒着が起きていたりなど、様々な状況にも対応できます。私は開腹手術でしたが、手術のとき子宮やもう片方の卵巣も異常がないかどうかチェックしてもらえました。腫瘍が悪性の可能性がある場合は、腫瘍がどんなに小さくても、開腹手術を行ったほうが安全性が高いようです。
<デメリット>
下腹部に手術の傷跡が残ります。これは女性にとってはちょっとつらいところですよね。ただ、「横切開」の場合は例えばビキニの水着を着ても、傷は下の方にあるので水着で隠れて見えません(^^)また2週間ほどの入院が必要です。
卵巣の皮1枚でも残せば妊娠は可能
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卵巣嚢腫が発見され、医師から「卵巣の摘出が必要」と言われたときは、あわてずによく医師の話を聞くことが大切です。卵巣内にある腫瘍の部分だけを取り除いて、たとえ卵巣の皮1枚の細胞でも残っていれば、そこに卵胞がある可能性は大いにあり、妊娠能力は残るんですよ。
自分の大事な体を切ることになるかもしれないのですから、医師から十分な説明を受け、納得してから手術に臨みたいですよね^^。 それでもまだ不安が残るようなら、別の病院で診断を受けてセカンドオピニオン(第2の意見)を聞いて、情報を集めることもできます。
そして自分の意思や疑問は遠慮なくきちんと伝えることも大切です。乗り越えればきっと良くなると信じて、勇気をもってくださいね(^^)
卵巣嚢腫に悩むほとんどの女性が、「本当に手術しなきゃいけないのかな・・・」と不安に思っているのが現状のようです。お腹を切ったり、ましてや大事な卵巣を摘出する・・なんてできれば避けたいですよね。
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